AIを使う文言

最近の話。

この春、転居や転勤、またはやめ時と考えて数名の方が去られました。

そして、おかげさまでその人数以上の問い合わせがあり、スケジュール調整やクラス調整をおこない、夏をむかえています。

その時々にいただく文面が、やはり今どきなのでしょうか?
サラッと受け止めてはいますが、私に対して失礼のないようにと思われるのか、AIのような文章が多くなってきました。

これまでは、

・言葉選びや漢字の開き方
・句読点の打ち方
・ちょっとした時候の挨拶の癖

そんなことなどから、
「きっとこの年代(時代)に、こういう経験をされてきた方なんだろうな」と、想像できました。

お会いする前から、なんというか…ぼんやりとその方の背景が透けて見えたものでした。

文字を通じて、使う言葉づかいで、生きてきた世界が垣間見える。

そんな感じです。

お稽古の申し込みという最初の出会い。

それがなんというか、一つの…情趣みたいなもの、でもありましたよね。

それがAIの登場によって、多くの方が「完璧に調律された、ノイズのない現代的な文章」というのを書けるようになってきました。(最近はその書き方もAIっぽくなく、と指示できるようですが)

あまりに綺麗な文章だから、すぐわかるのもあるほど!
便利になりましたよねぇ。

でも、その行間から滲み出るその人らしさや、重ねてこられた年齢の彩りのようなものが、見えなくなりました。
そしてその分、
初対面の恐怖はあがります

ほんとにこれでよいのかしら?

そんな時代だからこそ、
対面で、見て、聞いて、実際に身体で感じていく文化に、重きを置く時代に入ってきたのかもしれません。

そして、文章が均一化されるからこそ、
最初にお会いした瞬間の印象!
実際にお話ししたときの言葉遣い!
立ち居振る舞いの鮮やかさ!

そのようなものが、これまで以上に際立つ時代になるのかもしれません。

初めてお会いする方々が、実際にどのような雰囲気で、どのようなお声で香に向き合われるのか?

ある意味、お会いするまでのミステリアスな楽しみ(怖さ?)が一つ増えた、とも言えそうです。

私はノミサイズの心臓なので、
ちゃんと頑張らないと!

……です笑

と、このように書いておくことで一種の防御になればそれはそれで幸い!

香りを聞くとき。

人は無心に、またはその香りを追いかけるだけになります。

その 鎧 がはがされる時でも、美しい人でありたいです。。。

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香道直心流師範 着物着つけ技能士 書道家 占術鑑定士

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