2026年6月の振り返りです。
本当はもう少し頻度を上げて詳細を残しておきたかったのですが、とりあえず先にまとめとして記します。
6月は、夏に向けての準備と、お弟子さんたちの成長を見守る、実りある月となりました。
京都へ ― 「杜若」のための旅
6月7日、8日と京都へ25年来の親友と旅行をしてきました。
目的は、7月16日発売予定の煉香「杜若」のため!
(本当はわらび餅を食べる旅なのですが・・・)
雨にしっとりと濡れる平安神宮の菖蒲を写真に収められました。
雨の中の花は、晴れの日とはまた違う、しっとりとした美しさを見せてくれ、この旅で撮影した一枚は、「杜若」のページでも今後ご覧いただけるようにしていきます。

6月14日 ― 香席と組手前の一日
午前中は 源氏香香席 を、ご縁あって開催いたしました。
「源氏香」という言葉自体をご存じの方は多いのですが、その内容まで詳しく知られていることは少なく、こうして実際に体験いただける機会を持てたことを嬉しく思います。
午後には定期的に開催しています藤乃香 合同香席。
3級取得を目指すお弟子さんたちの組手前の予行練習を行いました。
初々しく、まだ少し不安定な手つきの中にも、「自分のための、そして誰かのためのお手前」という意識が芽生え始めている様子を、静かに見守る時間となりました。この秋の流派の大会では、晴れの舞台に立てるよう、これからも一緒に稽古を重ねてくださることでしょう。まだお手前を終え、立ち上がり去るその時ーーーーお弟子さんとともに私も不安です(笑)
香席では「蓋天蓋地香」を取り上げました。
夏目漱石が死期の近づいた頃に詠んだ漢詩に由来する香席で、ご説明には少し骨が折れました。
いつもより多めの香木でじっくりと聞き比べていただきました。
6月17日 ― 「香氣処方」、初めての講座
この日は、新しい試みである「香氣処方」講座を初めて開講いたしました。
占術による鑑定から陰陽五行の中から足りない「氣」を見出し、その気を補うための「部屋香」と「匂い袋」をお作りいただくという内容です。
正直なところ、かなり難しい内容ではありました。
詳細は載せられませんが、その方々の氣がすべてなのかもしれないと、今改めて思う次第です。
講座のあとには占術鑑定相談へと続いていく方もいらっしゃり、今まで私が学んできた世界観に手応えを感じる一日となりました。不定期にでも、また開講していきたいと思っております。難しいけど・・・。
中止という選択 ― 「薫古知新」第1回
同じ週には、新講座「薫古知新」の開講を予定しておりました。
台風による大雨予報を受け、前日夕方に苦渋の判断で中止とさせていただきました。遠方からお越しの方、お忙しい中時間を作ってくださった方、それぞれの思いが頭をよぎり、何度も悩んだ末の決断でした。
結果として、当日は小雨程度で済んだのですが……こうした際の判断基準を、もっと明確に整えておく必要があると、あらためて学ぶ機会になりました。
6月20日 ― 線香づくり、色の探求
香司仲間との勉強会で、線香の色付けについて学びました。
藤乃香の基本カラーである紫を出そうと、赤と青の配合に挑戦したのですが……出来上がったのは、深い灰色とも深緑ともいえるような、なんとも言えない微妙色に(笑)。
理想の紫にはまだ遠く、つい紫根を入手してしまいました。
どこかでリベンジ制作をと誓った一日となりました。
7月に向けて
7月10日には大丸東京店にて「七夕香」を
そして7月16日には新作煉香「杜若」の発売を予定しております。
いよいよ始まりました夏を、香りと共に楽しんでいただけましたら幸いです。
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