Otonami【源氏香】香席 受付中! 詳細

あおによし。

香道の世界にいると、

香・香り・におふ 

・・などという言葉の入った和歌などに興味を持ってしまいます。

先日は維摩経よりお伝えしました香道の話ですが、今日は和歌。

仏教伝来と一緒の時代に日本に入ってきたと言われているのですが、

最初に記されているのが日本書紀。

日本書紀第22巻

 推古三年夏四月 沈水、淡路島に現われ・・・

聖徳太子の時代には香の香りから浄化へ。

そして聖徳太子自身は香りの中から、

多くのものを包み込む世界観を持っていたといわれています。

そして、奈良時代となり「万葉集」小野老、

青丹によし 奈良の都は咲く花の にほふが如く今さかりなり

この歌が作られたころから、和歌に香りに関する言葉が用いられるようになったようです。

ちなみに、実はこの歌、書道のほうで私は作品として書いております。

書道を始めて8年目に突入ですが、

こちらはまだまだの世界です。

書いたので載せてみました笑

歌にある「におふ」は、ただ香るというだけではなく、

「美しく色が照り映え、輝いている」という意味もあるそうです。

九州に行った兵士が奈良の都を懐かしく思う歌です。

作品展に出品するのに何の気もなく選んだ和歌でしたが、

思わぬところで繋がっていてびっくりしました。

いつか、春の会にこっそり飾れるとよいなと思います。

夏は多くの香りで心が迷いましたが、

秋が深まるにつれて、

香木のスッとしたり、甘く優しい香りで気の浄化がはかれています。

年内の香席は新松戸では開催しませんが、

新年の初香席はぜひお運びくださるとうれしく思います。

この記事を書いた人

高野 香聖のアバター 高野 香聖 香道直心流 師範 

香道直心流師範 着物着つけ技能士 書道家 占術鑑定士

コメント

コメントする

目次