梅雨の季節の香炉

こんにちは。

梅雨の時期のじめじめとした湿度は、皆さん苦手ですよね。

でも香道では

湿気が香りを良く聞かせてくれる　

と言われています。

もちろん、お点前する時に灰は重くなってしまっています。

でも、香り自体ははっきりとその特徴がわかりやすく（＝良く聞ける（香る））、

お点前全体を通して考えると、良いのか悪いのか正直微妙な気持ちになります。

香木はしっかりと香らせることが大切なのは言うまでもありません。

香炉

灰

銀葉

そして香木。

香炉を整えるお道具では、

火箸　

灰押さえ　

これらを温めておくことで＝良い火味の香炉＝を

拵えることができるのです。

気温と湿気、

お点前する方のメンタル・体調、

その一つ一つ。

これらによってただ一つの筋が、

いつも同じようにできるとは限らないのです。

ですから、いつも同じようにできるように稽古を積んでいく日々なのです。

そこに「道」のつくお稽古の、ぶれない軸探しがあるような気がします。

この一本一本の筋を　綺麗に入れられますように！　と

いつも心を込めてます！