11月上旬、問い合わせが入りました。
「香道」のスクーリング
これをお願いしたい、ということでした。
大学の通信で伝統文化をお勉強されている方からの依頼です。
大学のスクーリングでは茶道・華道を学ぶことができても、香道は探しても見つからないとのこと。
ネット環境に「お問い合わせ」窓口を作っていた私にお話が舞い込んできました!
まず思ったのは「面白そう!」でした。
自分にもかなり勉強する時間を必要とするでしょうが、師範としての教養がちゃんと身についているか確認できますし、足りないなら補えばいいと思い、即決しました。
3か月で6回、つまり一月に2回2時間の講義となります。
施設と双方の都合で固定曜日時間ではありませんが、決まりました!
そして先日、初回講座が終了しました。
初めてなので思っていた以上に質問が多く、それにお応えするのにお一人でよかったなと思いました。
資料作成もとても面白く、別の角度から再度歴史を確認しなおしたり、別の話になったり・・・。
調べることが止まりませんでした。
あぁ、やはり香道は奥深い・・・。
調べたら調べただけの結果は得られますが、表現の仕方や正誤の信ぴょう性なども考慮しながらテキストとなる資料作成に時間をかけてみました。
そしてもう一つ。
香道は香りを聞くことがメインです。
机上で講義していたって香りは風に乗ってはきませんので、実技指導も入れていきます。
6回の講座では「体験する」というレベルでしかできないでしょうが、香の奥深さや、心を綺麗に整えていく様を実感していただけたら良いと思います。
そしてせっかくの機会ですので、
講義をしっかり学び、実技(灰手前)もできる講座として
香道スクーリング
これを来年(次年度?)に開講してみようかなとも考えています。
正直言えば、香席は簡単な説明だけしかできませんので、もっと知りたい方の要求には物足りなさがあると思っていたのです。
そういうお仕事方面からの対応には、講義メインの方が受け取ってもらいやすいかもしれませんしね。
香道を知りたい人、
香道を体験したい人、
この二人では心の向かう場所がちがうのです。
だから同じものを提供していてはだめかもしれないと考え中です。
この先も、香道をいろいろな方面から知っていただけるように、頑張ろうと思います♪
コメント